Bloom in heart
久々のブログ更新です。
9/25
原由実2ndアルバム「心に咲く花」が発売されました。
嬉しい事に
収録曲の半数近くの楽曲に関わらせて頂いているので
少しそれぞれの曲の事を書いてみようと思いました。
M1「心に咲く花」
こちらはアルバムのタイトル曲になりますが
編曲を担当させて頂きました。
イントロのギターのハーモニクスを録っている時
勝手に脳内で青空が浮かんでいたのですが
MVに本当に青空の描写が出て来て驚きました(笑)
コンセプトや方向性を頂いた上で
聴き手それぞれがどことなく何かに懐かしさと
ただ懐かしむだけではなく
前向きさも感じてもらえたら良いな、というサウンドイメージで制作をさせて頂きました。
M3「In the rain」
こちらは作曲、編曲共に担当させて頂きました。
担当させて頂いた原さんの曲の中で今のところ一番紆余曲折しました。
お話を頂いてから7曲程どばっと作って
提出するレベルに達していると自己判断した曲が
そのうち2曲でした。
で、そのうちの1曲がこのIn the rainでした。
(確か1stライブのBD/DVDのオーディオコメンタリーでも
似た会話をさせて頂いた記憶があります)
こちらはタイアップがコープスパーティ Blood DriveのOP1という事で
コープスのOPと言えば
今井麻美さんで、作曲は濱田Pという鉄板的なイメージがあって
そこに原由実さんが担当するとなった上で
自分が起用された意味や意図を、普段以上にもの凄く考えた制作でした。
サウンドとして
チャーチオルガン(パイプオルガン)やクワイヤは
今井さんのコープス楽曲で既に効果的に使われているので
似た雰囲気を醸し出せてそれらとは違う楽器を考えた時に
真っ先に出たのがチェンバロ(ハープシーコード)でした。
これらの楽器は曲調やシチュエーションやフレーズによって
とても幸せな音にもなるし、荘厳な音にもなるし、恐ろしい音にもなるし
そういった括りだと個人的に思っています。
当初イントロのadd9フレーズはそれで考えていたのですが
やはりどうもゴシックになり過ぎて
原さんぽさからは遠ざかった気がしてしまいました。
そこで
ナイロンギターとスチールギターの音を混ぜ合わせていじって作った音に変えたら
「あ、こっちっぽい」
と思えて、収録されている音になりました。
アコギで弾いてもらう事も考えたのですが
打ち込みの無機質さが冷たくていいのかもしれないなと思い
現状のフレーズと音で着地しました。
M4「Crossover」
こちらは作曲、編曲共に担当させて頂きました。
原さん初のノンタイアップシングルでした。
とにかくご本人にも気に入って頂けて
ファンのリスナーの方にも好きと言って頂ける事が多い曲で
非常に安心しました(笑)
イントロから解放弦を使ったリフものだし
これ以前までのリリース曲達から考えると割と攻めたつもりでしたが
もちろんメロディはご本人に合ったキーレンジで作っていますが
ただそういう理由だけではなく
見事に原さんが自分の曲として歌い上げてくれました。
M11「improvisation」
こちらも作曲、編曲共に担当させて頂きました。
ミステリートのEDタイアップ曲ですが
こちらは、前述のIn the rainとは真逆に非常にストレートに出来た曲でした。
自分が、ただただ好きだと感じる曲を作ったら
それがその時のコンセプトや制作上で求められていた楽曲方向に
上手く噛み合ってくれた感覚がありました。(あくまで個人的に)
因に1stのPlace of my lifeもこれと似た感覚でした。
この曲は、何の御託を並べる事もなくただ単純に直感的に好きです(笑)
(もちろん他の関わらせて頂いた曲も、そうじゃない曲も全部好きですが!(笑))
こちらはMVにもドラムで出演させて頂きました!
M12「キミとの未来」
こちらは白衣性愛情依存症 EDテーマです。
編曲を担当させて頂きました。
初めて原さんのバラードを担当させて頂いた曲でした。
何より作曲が濱田智之さん。
小中学校の頃から名前を見ていた方と
今こうして音楽の仕事をさせて頂いているのだなと
改めて感動した制作でした。
(子供の頃にデビチルの黒とかめちゃくちゃプレイしていました(笑))
編曲していく中で
感情のピークが間奏に来る様なイメージで制作しました。
ゲームをプレイした方が読み進めたストーリーの
喜怒哀楽の思い出がそこで一気にフラッシュバックしてくる様な
そんなイメージでした。
そして!
アルバムに収録されているこの曲は
アウトロまで聴くと原さんのとあるセリフが…
と、
冒頭で少しと良いながら随分と長々と書いてしまいましたが(笑)
もし最後まで読んで下さった方がおりましたら
大変お疲れさまでした(笑)
ありがとうございました!
そして3rdソロライブ「心に咲く花」
東京、大阪共に来れた方は勿論、来れなかった方も
関係者の皆様、そしてご本人とゲスト出演の今井さん
本当にお疲れ様でした!!